『純愛』

周りには深遠なる闇

眼を閉じても、開いても眼前に横たわるのはたゆたう闇

何も見えないはずなのに、自分の両手は朱に染まっているのが分かる

肌を這うぬめっとした感覚

漂うは心地よく重い錆の馨り

手どころではない、恐らく全身を染めているであろう朱

恍惚で体がヒク付くのが分かる

自らの血液なのか、他のものから浴びたものなのかはもう今となっては分からない

体中を包む、生命の赤、命の馨り

あぁ、もっと、もっと味わいたい

そして、味合わせてやりたい

ギリギリのやり取りで互いの血が混ざり合う、喰らい合う

自分の手に相手の手に互いの肉の裂ける感触

染まりあう、朱と朱

交じり合う、種と種

あぁ、待っていて、いつか、いつかきっと

それは、とても澄んだ思い

それ故に強い思い

純粋たる思い

互いの命を懸け、貫き通す殺し愛

壊したい、壊されたい

生も死も混沌のなか、貫きたい、貫かれたい

混ざり合いたい、朱と種とお前に

肉塊の1つになっても・・・

それは、純粋なる愛

この欺瞞あふれる世界で、暗闇の中で

たった一つ、確かな思い

手元も見えない深淵の闇

差し込むは、純愛という名の暗い灯



fin



−アトガキという名の反省文−
いやぁ、久しぶりの更新ですが、短っ!暗っ!
相手をぐっちゃぐっちゃにしたいなんて、強い思い
良くも悪くも自分の脳内で考える「してあげたいこと」「したいこと」
純愛ってそんなもんだと思いますよ



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