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整理してみよう アタシはクモの事なんてアイシテナイ ただ体の相性っつーか、お互い生きたままヤレるし、死姦と違って後始末しなくていーし とにかく!ヤリ友だ、セフレ! デコっぱちや犬女とやるのが気にくわねぇのは・・・ 気にくわねぇのは・・・・むっ・・・そっそう!資源の無駄遣いだろ? このマンティス様が必要としてるってぇのに、他の畑に捨てちまうような行為 もったいないの精神よ!!! じゃあ、視点を変えてみよう、アタシの相手に啓はどうだ・・・アタシはショタじゃねぇっつーの モンド・・・ヤツは普通に死ぬだろう、虚弱め AAは、、、逢った事すらねぇよ!!! しばらくの間、ぬいぐるみ囲まれたショッキングピンクの部屋で頭を抱える そして、大きくため息をひとつ 「あー、イヤだイヤだ こんな事いくら考えたって分かりゃしねーよ・・・」 自分よりも大きい兎のぬいぐるみを力いっぱい抱きしめたまま、ポスンっと倒れこむ 「そもそも立場的にどっちが上なんだよ…」 天井を睨んだまま呟く 蜘蛛の一言一句・一挙手一投足で気分の浮き沈みが見られる最近 何となく、いい様にあしらわれている気がして気に食わない・・・がそんなやりとりに少々の楽しさを感じるのも正直なところ。 9割以上はムカツクのも確かではあるが。 「ちっ!しち面倒くせぇ 良くねぇ傾向だ」 良くない傾向、そう言われればその通りだろう。自分達のつながりは会社の同僚というだけの簡単なものではない この殺伐とした世の中、冷徹な命のやりとり、職業、殺し屋だ 「良いか悪いかは分かるんだけどなぁ〜」 確かにそう、良いか 悪いかなら分かる。答えは「悪い」だ セフレならヤリ友なら 「良い」 それ以上は・・・気持ち的にも、状況的にも、都合的にも「悪い」 こんな自分の思いも、職コロの他の女メンバーなら「良い」とするんだろう だが自分は違う 馴れ合うつもりはない、ビジネスで一緒にいるだけ、都合が良いだけの 異常者の集い 本気で煮詰まってきた上に広がりを見せ始めた自分の考えに頭をかきむしる 「あ゛〜〜〜頭脳派のマンティスさんだけど、これは保留!!」 スクっと立ち上がり、腕をぶんぶんと回す。 気付かないうちに長い間、変な体勢を取っていたせいか肩も腰もバキバキだ 妙齢の娘とも思えない様相で首をコキコキと鳴らし、PCの前へドスンと腰を下ろす 「考え過ぎて乳酸がたまらぁ〜こんな時にゃ〜楽しいお仕事の事でも考えるに限るぜ」 ブンっと画面がセーバーから戻り、見慣れた逆オークションのTOP画面 鼻歌交じりに、新しい依頼情報を表示させる 「おっ!いい依頼来てんじゃねーか ひょ〜400万円スタートってか〜」 画面の向こう側からは、怨念と哀しみの渦巻くような説明文 憎い相手の悪辣さがどれだけ自分を苦しめたか、人生の淵へと追いやれたか ツラツラと切々と呪いの言霊となって画面から溢れ出てくる そんな呪(じゅ)を全て喰い尽すかのように、赤い舌をチロリと覗かせて舌なめずり 愉悦に歪んだ目は、ただただ自分が行うであろう未来の虐殺を視る 「まっ、このマンティスさんにかかりゃあ、こんな驚き価格で入札っと」 競り合いが始まるが、1人1人張り合うものが消え、落札決定を知らせるアラート 「ほい、2万円のガチのお仕事落札完了」 そして、落札権利者のみが知る事のできる、詳細や時間・依頼者の希望などにざっと目を通す 。 こんな時の自分はホントに仕事師だと思う。仕事柄遵守すべきルールはいくらでもある 秩序なき殺戮は獣と同じだ、意味を為さない。たとえ快楽目的だとしても 「うん、この程度ならワザワザ楽しみを分けてやる必要もねーな。ヘルプ必要なしっと送信」 決行日、何時ものように華麗に仕事を終える。 気分が晴れ晴れするような、自分でも高得点をつけたくなるような、そんな殺しだった。 「いやぁ久し振りに良い仕事だった〜気分もいいし明日は日曜!クモと濃厚なの一発いっとくかな」 黒衣を翻し、小走りに駆け出す。 何かを思い出したように、彼女はハタっと立ち止まってしまった。 『ちょっと待て、アタシよ。何で気分がいいとクモとヤるんだよ』 で、振り出し(冒頭)に戻る そして、ソレのくり返し |